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2009年9月2日

第45回衆議院議員総選挙の結果について

 ご存じのとおり、2009年8月30日に実施された第45回衆議院議員総選挙では民主党が大勝し、それまでの自由民主党と公明党による政権から民主党を中心とした勢力へと交代することとなった。本当に実現するのかどうかはわからないが、民主党は高速道路の通行料金を無料とする政策を掲げている。となれば、鉄道が大打撃を受けることは間違いない。
 民主党の政策で存続自体が危ぶまれているのはJR貨物だ。理由についてはいまさら言うまでもない。比較的安泰と見られてきた新幹線を保有するJR各社も高速道路の1000円乗り放題だけで困っているのだから、無料化ではより深刻な状況に陥るはずだ。
 もっとも、第45回衆議院議員総選挙の結果がどうであろうと、現在の鉄道の状況が長続きするとは筆者にはとても思えなかった。「高速道路の無料化」というわかりやすい政策が打ち出されたことでその流れが加速されたというだけだ。
 国鉄の改革が行われた1980年代と同様、2010年代は鉄道全体の再構築が行われ、鉄道事業者、軌道経営者の再編が進むことは避けられない。率直に申し上げて、JR、大手民鉄、公営と言えども安泰ではないのだ。むしろ、これらのなかかからあっと驚く結末を迎える者が出る可能性が高い。
 昨今の鉄道ブームで相変わらず出版物の発行やイベントなどの催しが活発に行われている。しかし、鉄道事業自体は曲がり角に差しかかっていることを覚えておかなくてはならない。

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