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日本最長の貨物列車を追え!

 日本最長の列車というと大阪-札幌間の「トワイライトエクスプレス」の1502.5km(営業キロ)がよく引き合いに出される。だが、それは違う。正解は札幌貨物ターミナル駅と福岡貨物ターミナル駅とを結ぶコンテナ貨物列車(千歳、函館、江差、海峡、津軽、奥羽、羽越、白新、信越、北陸、湖西、東海道、山陽、鹿児島線経由)1往復。その距離は2127.7kmだ。残念ながら愛称名はない。札幌から福岡へと向かうのが3098〜2071列車、その反対が2070〜3099列車である。どちらも大阪府吹田市にある吹田信号場で列車番号が変わってしまう。ここを境に上り列車から下り列車としておかないと不都合が生じるからであり、日本列島を縦断している証拠でもある。
 2本の最長列車のうち、所要時間が長いのは2070〜3099列車だ。福岡貨物ターミナル1時53分発、札幌貨物ターミナル21時20分着で、何と43時間27分も走り続けている。ちなみに、3098〜2071列車の所要時間は37時間47分だ。
 今回の「企画アリ!」ではこの列車の追跡ルポを取り上げたい。通常、貨物列車のルポは機関車の運転台に添乗するのが定番だ。とはいえ、これでは主役であるコンテナの状況がわからない。旅客列車に乗りながら追いかけてみよう。
 2070〜3099列車は途中、北九州貨物ターミナル駅と新潟貨物ターミナル駅とで貨車の連結と切り離しを、広島貨物ターミナル駅、富山貨物駅、秋田貨物駅の各駅でコンテナの積み卸しを行っている。貨車の動向や積まれているコンテナの増減、さらには途中で繰り返される機関車の付け替えなどからこの列車の特徴をつかむ。大げさにいえば日本の物流の一場面を垣間見ることができるといえよう。


 追跡に必要な行程を表のとおりまとめてみた。ご覧のようにハードスケジュールそのもので、趣味で実行するのは難しいだろう。ふと思ったのだが、この追跡ルポは北海道テレビ放送系の人気番組、「水曜どうでしょう」の趣旨に近いのではないだろうか。ミスターこと鈴井貴之といまや大スターの大泉洋とが1本の貨物列車をめぐって珍道中を繰り広げるシーンが目に浮かぶ。ぜひともその様子を観てみたい。

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