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単調な毎日こそが幸福な証拠

 鉄道ジャーナリストは普段何をしているのか――。自分自身について申し上げれば、鉄道に関する記事の執筆作業に最も時間を費やしている。発表する場はいまのところ書籍と雑誌の2分野だ。比率は書籍が6で雑誌が4といったところか。
 寄稿している雑誌の分野は鉄道専門誌が中心だが、それだけではない。旅行やビジネスといった分野、ときには児童向けの雑誌にも記事が掲載される。
 執筆時間は朝9時30分ごろから夜7時ごろまでだ。この間、昼食もしっかりとるし、午後3時ごろには休憩する。週休2日としたいものの、実際には1日程度しか休まない。仕事をしないと不安になるため、土曜、休日とも平日の半分くらいの時間は机の前に向かう。
 よく質問されるのは、執筆以外に何をしているのかという点だ。年中、全国の鉄道に乗って旅をしていると思われがちだが、実際にはそうではない。1カ月のうち多くても1週間以内、どこにも乗りに行かない月も結構ある。
 鉄道に乗る代わりに多くの時間を費やしているのは調査や取材活動だ。特に資料集めや文献による調査は念入りに行うよう努めている。行く先は図書館。筆者は東京都内在住なので、国立国会図書館(東京都千代田区永田町1-10-1)、国土交通省図書館(同千代田区霞ヶ関2-1-2 合同庁舎第2号館14階)、東京都立中央図書館(同港区南麻布5-7-13)の3カ所をよく利用している。その回数は週に1、2回といったところだ。
 取材先は鉄道会社各社や監督官庁である国土交通省、自治体(公営鉄道を含む)、さらにはメーカーとなる。広報部門に電話で問い合わせることが多い。組織の後ろ盾をもたない個人とはいえ、どこも親切に教えてくれる。資料はもちろん、なかには参考までにとノベルティーグッズ類を送ってくれるところもあるほどだ。もちろん、そうした先には礼状を出すようにしている。
 率直に申し上げて、鉄道ジャーナリストの日常とは単調な毎日の連続だ。しかし、それは運転事故やトラブルがない状態を意味する。鉄道ジャーナリストと名乗るようになってからというもの、筆者は同じ作業の繰り返しに不満を抱いたことは一度もない。むしろ感謝している。願わくばこれから先もそうであってほしい。
 今回は表面的なことばかりを記した。次回以降は鉄道ジャーナリストである筆者が何に関心を抱いているのかなどについて触れていきたい。

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